男性乳がんはかなりめずらしいのですが、それでも起こりうるのも本当です。
過去には男性乳がんを公表した有名人はいたのでしょうか。
過去に男性乳がんを公表した有名人
アメリカのハードロックバンド KISSのピータークリス

2009年、過去2007年に乳がんを患い克服したことを公表しています。
公表の時点ですでにがんは寛解した状態での公表でした。
ピータークリスの当時の病状と治療情報
ピーターの情報は日本のWEBサイトでは限られます。
そのため、当時の病状や治療についての情報をKISSのオフィシャルサイトや当時のCNNなどから集めてきました。
- ジムでのトレーニング中に胸の痛みを伴うしこりに気がついた。
- 妻も同時に違うタイプのがんを患い治療中であった。
- 「信じられなかった悪夢かと思った」とCNNに対しコメントを残している。
- 2008年3月に手術を受ける。転移はなく、手術のみで抗がん剤治療は行わなかった。
- ピーターは乳がん克服の公表とともに、男性乳がんへの理解と注意を呼び掛けました。
ピータークリスの当時の情報から考察
転移がなかったことからするとステージ2であったと考えられます。
当時、奥さんもがん治療中であったことからも健康状況に敏感な状態だったのですね。
身近な人ががんを患っていることから自身も自分ごとと捉え早くに気づくことができたからこそですね!
2023年現在のピータークリス
2023年現在も77歳でご健在です。
77歳にして音楽活動も続けられています!
バブルガムブラザーズのブラザーコーン

2023年8月29日、バブルガムブラザーズのブラザーコーンがステージ2の乳がんであると公表しました。
ブラザーコーンの現在の情報今後の治療
- 左胸にシコリができ、病院で検査を受けたところ乳がんと診断された。
- 「乳がんは男性では本当に珍しく自分でも寝耳に水でした。」
- がんはステージ2で命に別状はないと主治医から告げられている。
- 現在すでに抗がん剤治療を始めている。
- 抗がん剤の副作用で体のだるさや気分の浮き沈みがある。
ブラザーコーンの今後の活動について
2023年は治療に専念する方針。
「抗がん剤治療の副作用があまりにひどい場合以外はできる限り活動を続けたい」とコメント。
「2024年1〜2月には復活コンサートを元気な姿で行いたい」と意欲的。
寺脇康文が男性乳がん役を演じた。

これは有名人の例とは言えないのですが…
寺脇康文さんが2020年にフジテレビ系連続ドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』にて男性乳がん患者を演じています。
1%に満たない確率で乳がんに罹患してしまう男性が困惑から少しずつ前を向く様子を演じています。
寺脇康文さんもこの役に出会い男性乳がんを知り、啓蒙の意味を思い演じられたそうです。
男性乳がんの発生率や治療
男性も乳腺はあるので乳がんになります。
アメリカのデータでは生涯で女性は8人に1人が乳がんに罹患するところ、男性は1000人に1人とされています。
日本においても、厚生労働省の集計では平成31年(令和元年)に乳がんと診断された男性は670人で、全体の約0・7%です。
少ないと言っても670人もの男性の方が乳がんに罹患しているんですね。
ただし、診断や治療法に男女差はないことがわかっています。
治療法としては手術や抗がん剤治療、放射線治療などが考えられます。
乳がんのステージ2の5年生存率は90.9%というデータがあります。
まとめ:男性乳がんを過去に公表した有名人
男性が乳がんになる割合は非常に低いながら、罹患する可能性はあります。
しかし過去に有名人で男性で乳がんに罹患しその事実を公表されている方は稀です。
ピータークリスさん・ブラザーコーンさんの他には情報が見つかりませんでした。
それだけ珍しいことだとも言えますね!
ひとつの例として今回公表をされたブラザーコーンさんは素晴らしいですね。
誰かの気づきのきっかけになると良いですね。
ぜひピータークリスさんのように克服されることを願っています。