2024年パリ五輪における注目の人であるイマネ・ケリフの生い立ちを調査しました。
現地語や英語サイトから衝撃的な過去がわかりましたので、見てみましょう!
イマネ・ケリフについて
イマネ・ケリフ選手は今や時の人ともいえる世界で話題の人物です。
一度は性別的確検査で「XY染色体をもっている」と判明している中で、東京・パリ五輪に出場しています。
国際オリンピック連盟により「医学的に問題がない」という判断があったためです。
大会前に国際ボクシング連盟(IBA)が実施した性別適格性検査でケリフは「XY染色体を持っている」と判明。今大会57キロ級に出場しているリン・ユーチン(台湾)とともに女子競技への出場権を剥奪されていた。そうした中でケリフの状態について「医学的に問題がない」とする国際オリンピック連盟は、東京五輪に続くパリ五輪への参加を認定。ただ、IBAの検査がハッキリしていなかったために、性別の適性資格を巡って各国のファンやメディアから批判が殺到した。
Yahoo!ニュースより
この騒動においてイマネ・ケリフ選手がトランスジェンダーという声もありました。
しかし、トランスジェンダーではなく性分化疾患なのではないかと推測されています。
明確な公表がされているわけではありません。
しかし、少なくともオリンピック委員会はイマネ・ケリフ選手を女子として登録しています。
オリンピック委員会の意向であることがわかります。
そしてイマネ・ケリフ選手の父親も次のように語ります。
私の娘は6歳のときからスポーツが大好きな女の子だ。戸籍にも『1999年5月2日、イマネ・ケリフ、女性』と書いてある。ここにハッキリと書いてあるんだ。読んでくれ。これは公式な文書だ。嘘をついていないよ
これだけの騒動となっているイマネ・ケリフ選手、父親も女の子として生まれたと話していますが、一体どのような子供時代を生きてきたのでしょう。
現地語や英語を用いてイマネ・ケリフ選手の生い立ちについて徹底調査しましたので次で詳しく見てみましょう!
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イマネ・ケリフの生い立ち
イマネ・ケリフ
Imane Khelif
1999年5月2日生まれ
2024年現在25歳
イマネ・ケリフ選手の生い立ちを幼少期から順に見てみましょう。
幼少期
イマネ・ケリフさんはアルジェリアの北西部ティアレットの田舎の村で生まれました。
幼少期の写真、とても可愛らしいですね。
イマネ・ケリフさんは貧しい家庭に生まれました。
はじめはサッカーに夢中になり、才能にも恵まれた選手でした。
16歳のころまでサッカー選手として熱心に取り組んできましたが、その後ボクシングに転向します。
そこには喧嘩を売ってくる男の子たちと戦う術としてという始まりがありました。
ボクシングのはじまり
イマネ・ケリフさんがボクシングを始めた頃、2つの苦労がありました。
・保守的な環境で男性のスポーツを女性がすること
・隣町までバスで通うお金を工面すること
当時はイマネ・ケリフさんの村でもボクシングは男性のスポーツでした。
田舎町で保守的な考えが根付いていただけに理解を得る苦労がまずありました。
そしてもう一つが経済的な問題でした。
イマネ・ケリフが生まれた環境が裕福ではなく、10キロ離れた隣町のトレーニングジムにボクシングを習いに行くことにも苦労があったのです。
当時イマネ・ケリフさんの母親がクスクスを売り歩き、それでも十分でなくイマネ・ケリフさん自身もパンを売ったり、金属くずなど拾ったものを売りお金に換えていました。
それでも家族でイマネ・ケリフさんのやりたいことを応援してきたわけですね。
ボクサーとしてのキャリア
イマネ・ケリフさんは2018年から世界選手権に出場するようになりました。
2020年夏季オリンピックの女子ライト級競技においてアルジェリア代表となり準々決勝まで進んでいます。
2022年には次々と好成績を残しました。
・IBA女子世界ボクシング選手権2位
・地中海大会 金メダル
・アフリカアマチュアボクシング選手権 金メダル
2023年5月IBA女子世界ボクシング選手権で決勝に勝ち上がったが、金メダル戦の直前に資格基準を満たさなかったとして失格となりました。
のちにテストステロンが高値であったためと報道されています。
これに対しイマネ・ケリフさんも納得は行かず訴えを起こしています。
IBAは検査の方法を公表しておらず、「詳細は秘密とされている」としている。ケリフはこの裁定に関して「自分は女性とボクシングができない特徴を持つ」と言われて世界選手権から除外されたと述べ、自らが「大きな陰謀」の被害者であると話した。ケリフはスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こしたが、のちに取り下げている。
Wikipediaより
IOCオリンピック委員会はイマネ・ケリフさんが全ての必要な出場資格と医療規定に合致していることを確認し、パリ大会への参加を認めました。
「女性として生まれ、登録され、人生を生き、ボクシングをして、女性のパスポートを所持している」とし、パリ大会における全ての競技者は競技資格とエントリー規程を遵守していると表明
Yahoo!ニュースより
それが2024年のパリオリンピック出場です。
そして世界中で議論が巻き起こるに至っています。
ここまでを見てみるとイマネ・ケリフさん自身も変化に戸惑いながら生きてきたのではと考えさせられました。
ひとりの人の歩みなんですよね。
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